2023/09/12 10:48
先日新しいお豆、コスタリカ ジャガー アナエロビックナチュラルをリリース致しました。
https://necktie.base.shop/items/78311035
なぜ「ジャガー」という名前なのでしょうか。僕自身「何だか変わった名前の豆だなぁ〜」と初めは思いました。
ですがこの名前には生産者の方達の素敵な取り組み、そしてコスタリカという国の素晴らしさが詰まっていることを知りました。
コスタリカは環境保護の先進国と言われており、国土の約30%が自然保護区に指定されているそうです。
エコツーリズム発祥の国でもあり、雄大な自然を楽しむために沢山の国から観光客が訪れるそうです。
沢山の野生動物が暮らしており、コスタリカの国鳥でもあり幻の鳥ケツァール、ハチドリ、そして僕が一番好きな動物でもあるナマケモノの生息地でもあります。(プライムビデオで観れるナマケモノ保護センターのドキュメンタリー、超おすすめです!)
あと軍隊を持たない国としても知られており、「中米のスイス」とも言われています。

コスタリカのコーヒーといえばハニープロセスのものを良く見かけますが、これにもコスタリカ特有の事情が背景にあります。
コーヒーチェリーを生豆にするための精製処理には大きく分けて3つの方法があり
チェリーの状態で天日干しする「ナチュラルプロセス」
果肉を除去し、豆の周りのヌルヌルを洗い流した後に干す「ウォッシュドプロセス」
果肉を除去し、豆の周りのヌルヌルを残したまま干す「ハニープロセス」
があります。
今ではそうでもありませんが、20年前くらい?までは、ハイクオリティのコーヒーといえばウォッシュド!ナチュラルは美味しくない!というイメージが結構あったそうです。実際のところ今ほど精製処理の仕方も発達しておらず、良くない発酵感を感じるナチュラルも多かったそうです。
かつてはウォッシュドでなければハイクオリティのコーヒーとしては取引してもらえないという背景がありました。
しかしコスタリカは豊かな環境を守るために様々な規制があり、工業排水の量にも規制があります。大量の水を使うウォッシュドプロセスはコスタリカでは規制に引っかかってしまうので、ナチュラルプロセスにするしかない。
でもそれじゃあどれだけ頑張ってもハイクオリティのコーヒーとしては買ってもらえない、そんな状況を打破するためにハニープロセスが生み出されました。
ハニープロセスはざっくりいうとナチュラルとウォッシュドの間みたいなやり方で、なおかつウォッシュドほど水を使わない、環境を守りながらハイクオリティのコーヒーとしても買ってもらえる画期的なプロセスとして生み出されました。
こういった背景もありコスタリカでは今でも実験的な精製処理のコーヒーが多いイメージがあります。
今回リリースしたアナエロビックナチュラルは今では様々な国で見かけますが、一般的に出回り始めた6年くらい前はアナエロビックといえばコスタリカっていうイメージが僕の中にはありました。初めて飲んだシナモンフレーバーのコスタリカのアナエロビックのコーヒーは当時、とても衝撃的な体験でした。

そんなコスタリカでも、近年は森林伐採が進んでおり、希少な動物たちが危機にさらされております。
今回のお豆はそんな危機にさらされているジャガーの生息地を守るため、コーヒー豆1ポンド(約450g)につき1セントが森林保全活動に寄付されます。
自分が何気なく飲んだコーヒーが何かの役に立つって素敵なことじゃないですか?こういうところがスペシャリティコーヒーの醍醐味なんじゃないかなと僕は思います。
昔から野生動物のドキュメンタリー映画を見るのが好きでして、今回このストーリーを知った時、ネクタイコーヒーでも取り扱いたい!!と強く思い、このお豆を選びました。
THEアナエロビック!みたいなド派手なフレーバーは感じませんでしたが、甘さがしっかりと強調されていて、本当にクオリティの高い豆だなと感じました。
ぜひ遠く離れた国の野生動物に思いを馳せながら、できたら動物ドキュメンタリーを見ながら、沢山の方にこのコーヒーを飲んで頂きたいです。
ネクタイコーヒー
ゆう
(情報や写真は海の向こうコーヒー様のホームページから引用させていただきました。)
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